SSブログ

北里研究所、「日本の細菌学の父」北里柴三郎博士が開発したものは? [文化人]

北里博士.JPG


北里研究所の創立者であり、初代所長でもある北里柴三郎博士は、

「日本の細菌学の父」として知られ、門下生からはドンネル先生(雷親父)という愛称

で畏れられ、かつ親しまれていた博士であります。

北里研究所・北里大学で長く仕事をしてきた大村智さん(80)が

2015年ノーベル医学生理学賞を受賞したことは大変名誉なことです。



北里柴三郎博士は第1回ノーベル医学生理学賞の候補でしたが、残念ながら受賞を逃し、

今回の大村智さんの受賞により、北里柴三郎博士にとっては、

一世紀越しの悲願が果たされたことになります。


「日本の細菌学の父」と呼ばれた北里柴三郎博士を調べてみました。


スポンサードリンク





開発したものは?


北里博士は1852年熊本県生まれ。

ドイツへ留学し、ロベルト・コッホ教授のもとで

破傷風菌の純粋培養を世界で初めて成功しました。



また、破傷風菌の毒素を弱める「抗毒素(抗体)」を

血液中から発見。これを注射することで感染症の症状を

抑える「血清療法」を開発しました。



 「ノーベル賞」(中公新書、矢野暢著)によると、

1901年の第1回医学生理学賞には46人が推薦され、

北里は15人に絞られたうちの1人でした。


この年の受賞者は、

ジフテリアの血清療法を考案した同僚のエミール・ベーリング。

北里博士はは受賞を逃しましたが、

実はベーリングの研究の元になった実験データを提供していた。

第1回医学生理学賞の解説文にも「ベーリングは北里と共同で、

微量で働きを弱めた破傷風菌やジフテリア菌を動物に注射すると、

動物の血液中にそれらの菌を無毒化する物質ができることを発見した」と

明記されています。



破傷風とは?


破傷風とは、傷口から体内に入り込んだ破傷風菌という菌が、

全身の筋肉を痙攣させるという病気です。

大変怖い病気で、悪化すると呼吸ができなくなり、

死んでしまうという恐ろしい病気です。


北里博士は、破傷風の予防と治療方法を開発して、

多くの人を破傷風の恐怖から救いました。

スポンサードリンク





ロベルト・コッホ教授とは?


ロベルト・コッホ教授は、

「世界の細菌学の父」と呼ばれる、

大変有名な人物で、

細菌学=コッホと言われるほどの方でした。

結核菌やコレラ菌などを発見した教授です。



北里柴三郎は博士は、コッホ教授の門下生で

四天王とまで言われていて、

「ドイツ人にも北里ほどの勉強家は見あたらない。」

と舌をまかれていたそうです。



北里柴三郎

1853年生まれ

熊本県阿蘇郡小国町出身

東京大学医学部卒

東京大学医学研究所 創立

北里研究所 創立

北里大学 学祖

慶応義塾大学医学部 創立

日本医師会 創立

日本の医学者・細菌学者

1931年(満78歳没)

破傷風菌純粋培養

血清療法の発見

ジフテリアと破傷風の毒素に対する抗血清開発

ジフテリア抗血清の製造開発

腺ペストの病原菌共同発見


北里柴三郎博士や
この時代の文化人は
大変な熱意を持って努力を続けてたんですね。
その熱意と情熱に敬意を表します。

読んで頂き有難うございます。 

スポンサードリンク




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。